湯たんぽ

寒波の影響で、毎日冷え込んでいます。

布団に入る時、ここしばらく作っていなかった湯たんぽを用意して、暖を取っています。電気式毛布もあるけれど、乾燥するので使い心地がよくないのと、熱すぎるのとで、湯たんぽをずっと愛用してきました。でも、

湯たんぽを足元に一つ、腕の中に一つ抱えていると、やちの熱を思い出してしまいます。昨年まで、やちは布団の中に入るのが嫌いで、どんなに寒い日でも、布団の上で丸くなって眠っていました。でも、最期の数カ月、毎晩一緒に布団の中で暖めあっていたのです。

小さい方の湯たんぽは抱きしめるとちょうどやちくらいの大きさ。

外はピューピューと冷たい風が通り、家の中も暖房を消すとシンシンと冷え込んできます。今夜も湯たんぽを抱えて、なんともいえない気持ちも抱えて眠ります。