飼い方・まめ知識

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獣医さんのペット旅行アドバイス

旅行前に動物病院での健康診断が大切な理由


旅行とは楽しいものですが、犬にとって実は不安なことも多くあります。はじめて訪れる場所や長時間の移動など、飼い主さんが考えている以上に心的疲労やストレスがかかります。そしてストレスは体にも負担をかけてしまうため、健康な状態でないと体がもちません。愛犬の体の状態を事前に確認するためにも旅行前に健康診断を受けることをおすすめします。もしも愛犬の健康状態が芳しくない時には旅行を延期・断念することも飼い主さんの愛情です。持病がある、妊娠中であるといった場合も同様です。発情期に入った場合もできるだけその時期は延期した方がよいでしょう。他の犬が興奮してしまい、結果迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。また、旅先で万が一愛犬と離れ離れになってしまった場合(迷子)に備えて
事前にマイクロチップを注入しておくことをおすすめします。旅行先の宿泊施設の利用条件に狂犬病や混合ワクチンの予防接種を受けていることという場合があります。旅行先の地域に合わせて何種の混合ワクチンが必要か獣医さんに相談してください。

出発日当日の過ごし方


出発日当日に気をつけてほしいことは、食事を与える時間です。車や公共機関で長時間の移動は食事の直後はできるだけ避けてください。出発前の食事は、約3時間前に与えて胃の中から食べたものがほとんど通過した状態にしてください。飲み水に関しては無理に飲ませようとせず、いつもと同じように愛犬が好む量を飲めるようにしてあげてください。移動中でも休憩をとり、その際に水を飲ませることが大切です。

旅行中に気をつけたい事故


旅行中にもっとも多い事故は「誤飲・誤食」です。誤飲・誤食とは、食べてはいけないものなどを口にしてしまう事故の呼称です。自分で吐き出すことができない場合は、すぐに動物病院での処置が必要になります。開腹手術が必要になる場合もありますので要注意です。旅先では特に、飼い主さんがいつも手元に置いている常備薬を愛犬が食べてしまう事故が非常に多く発生しています。旅行先で持ち物の誤食や宿泊施設内のものや拾い食いにも注意してください。他にも旅先のご飯が合わずに下痢や嘔吐をしてしまう犬もいます。普段から食べ慣れているフードを持参してください。それ以外にも犬同士のけんかもケガの原因にあがっています。普段は穏やかな愛犬でも、旅先は普段とは違う環境です。飼い主さんの細心の注意が大切です。

万が一の時は


旅先の動物病院で診療してもらう場合には、できるだけ普段の愛犬の状態について詳しく伝える必要があります。旅先の場合でもかかりつけの動物病院に連絡を入れ現状を伝え判断を仰ぎましょう。可能であればかかりつけの動物病院から、旅先の動物病院に連絡を入れてもらい診療の際の注意点や現在の症状について話をしておいてもらえるとよりスムーズな診療につながります。旅行の前の健康診断の際に、そのような対応が可能かどうかかかりつけの動物病院に確認しておきましょう。

もしも迷子になってしまったら


旅先では飼い主さん自身も想定できないことが起こります。急な物音で愛犬が驚いて飛び出してしまうこともありえるのです。このような時のためにも動物病院でマイクロチップを注入しておくことをおすすめします。マイクロチップとは直径2mm(全長12mm)の円筒状の電子標識器具で、犬や猫の背側頚部皮下に埋め込み、動物の個体識別をすることが可能になります。災害や迷子で飼い主と離れてしまった場合でも、専用のリーダーを使うことで誰の犬であるか判別することができますので、飼い主のもとに帰ってくる可能性が高くなります。それ以外にも保健所や近隣の施設への確認、インターネットでの呼びかけなどの手法を利用する方が多いようです。

 

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