思い出４

あずやちを引き取って１か月と少しが経ったころ、もともと予定していたことですが、引越しとなりました。

私にも家にもすっかりなじんだ「あず」と、おずおずながらも馴染み始めていた「やち」。家が変わることでまた一から、とまではいかずとも、新環境に馴染むのに時間がかかるかもな、と小さく不安を抱えて転居しました。

さて転居先、家の広さも（狭さ？）も古さもさして変わり映えはしなかったのですが、たった一つの違い。それはお隣に吠える犬がいたこと！！

それまで、何かに興奮したあずが時折吠えることはあっても、基本的には静かだった２頭。それが、隣家の犬が人の出入りごとに吠えるので、つられて吠える。物音に対して吠えるという活動が習慣化するのに、数日とかかりませんでした。

あ、それでも、相変わらずやちは無言のままでした。

新居でも、トイレの場所をすぐに憶えたのはあず。やちはフローリングの床をおっかなびっくりつま先立ちで歩いてトイレに向かうけど、３歩進んで２歩下がる状態。たどり着く前に粗相、、、なんてこともけっこうありました。

そうですね、新居に、というより、飼い犬としての生活に馴染むのに、結局３．４カ月くらいかかりましたね。

梅雨が来る前には、私べったりな犬が２頭出来上がっていたように記憶しています。