車軸のような通り雨

数日前のこと、

最近の習慣、夕方になってきんをベランダに出していました。このベランダは東向き。もう日射しもなく、涼しい風が少しだけ吹いていたんです。

あ～、気持ちよさそだね～～。
頭の後ろに隠している目で確認しながら、私は部屋の中で本なぞ読んでいました。

「チュピチュピ」といつも以上に賑やかな鳥たちの声がしてベランダを振り返ると、数羽の鳥と目が合ってしまいました。あ、まずっと思ってすぐに視線をそらしましたが、その時は結構距離があったので、逃げられることもなく、ベランダでは引き続き寝床へ帰る前の小鳥たちが合唱。あ～、またベランダがフ＊だらけ・・・

それにしても賑やかだな～～～～

パタパタパタ

パタパタ？

バチバチバチ

バチバチ？

雨？

ベランダの向こうの薄暮色の空には雲ひとつありません。

？？？

その時鳥たちの合唱のボリュームがググンとアップしました。

ザッシャ～～～～ン、バチバチバチバチ

え？え？え？え？

大雨が降ってきました。車軸のような、ってやつです。でも空晴れてる。

みるみる間にきん（と鳥かご）がずぶぬれになっていくので、とりあえず大急ぎで室内に回収。

それから、別の方向の窓から見上げると、頭上に暗雲。

ホエ～～、こんなことってあるんですね～～～

私がガタガタときんを取り込んだので、小鳥たちは近くの林へ移動してシャワーを浴びながらの大合唱。

きんはずぶぬれ。

でもベランダはきれいになりました。