あずやち さんのペット日記
さよなら、あず
2013年08月11日 15:08
午前中に火葬の予約が取れ、迷いましたが、早朝によく留守番などでお世話になった友人に連絡をいれました。
忙しい中すぐに駆けつけてくれ、あずに最期のお別れをしてくれました。なついていた、、、、とは言い難いけれど、(あずは誰にもなつかなかったので)少なくとも、彼女のことを嫌ってはいなかったので、死に顔を見せても、あずは怒ってはいないと思います。
迎えに来てくれたマイクロにあずとともに乗り込み、1時間ほどかけて到着、工場地帯の大きな倉庫ビルの最上階にその事務所はありました。
あずの眠る箱を大事に抱えて入って行くと、待合室で待つ人たちの視線が痛いほど。中にはいろいろと聞きたがって話しかけてくる人もいて、閉口していると、気を利かせたスタッフが別室へ案内してくれ、10分ほどお別れの時間を持たせてくれました。
用意ができたと言われて火葬場へと行き、箱などは灰が多く出ると言われ、タオルにそっとくるみ、持ってきた小さな花束と一緒に抱き締めると、なかなか離れられませんでした。
それでも、ずっとそうして泣いているわけにもいかず、厚い鋼鉄の板の上にそっとあずを下ろし、頬をすりよせててサヨナラをしました。
あずの体は柔らかかく、キレイにブラシをかけた毛はツヤツヤしています。うっすらと開いたまま閉じられなかった目もやさしげ。鼻だってまだシットリしているのに・・・・
1時間後、煙となって空に上ったあず。骨になったあずは小さく砕いてもらい、小さな骨壷に入れて連れ帰りました。
帰りはバス。バスの揺れに合わせて膝の上でカタコトと陶器のつぼが音を立てているのをぼんやりと聞きながら、1時間半かけて自宅へと帰りました。
最期の1週間、あずが寝ていたベッドの横に花束と水と果物と骨壷を置き、私は疲れ果てて、横で寝入ってしまいました。