Belgian Jarvuren
ベルジアン・シェパード・ドッグ・タービュレン
ベルジアン・シェパード・ドッグ・タービュレンの特性や飼い方
最も長毛なベルジアン
56~66cm |
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28kg | |||||||||
ベルギー |
19世紀末のベルギーでは、タイプや被毛の種類が異なる牧羊犬が存在した。これらをグルーピングし、犬種として確立するための運動が起こり、そうして誕生したのが4種類のベルジアン・シェパード・ドッグだ。毛色によって「グローネンダール」「タービュレン」「マリノア」「ラケノア」に分けられ、FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパン・ケネル・クラブ)では1犬種として、AKC(アメリカン・ケネル・クラブ)ではラケノア以外を別犬種として登録されている。
中でもタービュレンは、1892年に初のベルジアン・シェパード・ドッグショーが開催されたときのチャンピオンに輝くなど、その容姿の美しさは4種の中でも随一と言える。4種の中で最も長毛なため、週に1度、丁寧にブラッシングで被毛のケアをしてあげたい。特に春と秋の換毛期には抜け毛が激しく、毛玉になりやすいので注意が必要だ。
とにかく知的で、状況判断力も高く、注意深く行動する。牧羊犬としての資質の高さだけでなく、番犬や、ひいては介護犬やセラピードッグといったサービスドッグとして活躍できる素地となっている。活発に動ける体力や俊敏な運動神経、勇敢さと慈悲深さを備えているため、トレーニング次第でどのようなシーンでも活躍できる犬となるだろう。