Boxer
ボクサー
ボクサーの特性や飼い方
貴族好みのクールな美しさ
53~64cm |
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25~32kg | |||||||||
ドイツ |
直接の祖先は、ドイツ・ブラバント地方で活躍した牛噛み犬のブレンバイザー。その小型犬がボクサーで、ハウンドによって追い詰められた獲物を捕獲し、猟師が来るまでじっとくわえて待つという使命が与えられていた。そのために、口が裂けたように大きく、幅広い歯列を持っているのだ。
猟犬としての勇敢さは、飼い主に対しての無邪気さに変わる。愛嬌があり、かつ忠実で親しみやすい性格は、現代における家庭犬としての基本的な素地と言えるだろう。年齢を重ねてもワガママになったり狡猾になることもなく、生涯を通じて良きパートナーになり得る存在だ。
飼い主に対して忠誠心を持っているためトレーニングは容易。しかし、あまり厳しく接すると卑屈になるような面も持っているため、あくまで真摯に、諭すようにトレーニングすると良い。
その頑丈な骨格、強靭な筋肉がパワーの源。歩く様は高潔と言っても良いほどだが、そうした体躯を保つためには豊富な運動量が必要だ。また、ストレスがたまると攻撃性が増してしまう恐れもある。そのため、朝晩60分程度の散歩はもとより、狩りの欲求を満たせるようなボール遊びなど、工夫を凝らした運動をさせるのが理想的だ。