ペット図鑑




Boxer
ボクサー

ボクサーの特性や飼い方

貴族好みのクールな美しさ

DATA 【体高】 53~64cm
【運動量の必要性】 【運動量の必要性】★×5  5
【おちつき度合】 【おちつき度合】★×4  4
【人なつっこさ】 【人なつっこさ】★×2  2
【しつけやすさ】 【しつけやすさ】★×3  3
【体重】 25~32kg
【原産】 ドイツ

直接の祖先は、ドイツ・ブラバント地方で活躍した牛噛み犬のブレンバイザー。その小型犬がボクサーで、ハウンドによって追い詰められた獲物を捕獲し、猟師が来るまでじっとくわえて待つという使命が与えられていた。そのために、口が裂けたように大きく、幅広い歯列を持っているのだ。

猟犬としての勇敢さは、飼い主に対しての無邪気さに変わる。愛嬌があり、かつ忠実で親しみやすい性格は、現代における家庭犬としての基本的な素地と言えるだろう。年齢を重ねてもワガママになったり狡猾になることもなく、生涯を通じて良きパートナーになり得る存在だ。

飼い主に対して忠誠心を持っているためトレーニングは容易。しかし、あまり厳しく接すると卑屈になるような面も持っているため、あくまで真摯に、諭すようにトレーニングすると良い。

その頑丈な骨格、強靭な筋肉がパワーの源。歩く様は高潔と言っても良いほどだが、そうした体躯を保つためには豊富な運動量が必要だ。また、ストレスがたまると攻撃性が増してしまう恐れもある。そのため、朝晩60分程度の散歩はもとより、狩りの欲求を満たせるようなボール遊びなど、工夫を凝らした運動をさせるのが理想的だ。