ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ

その名の通り、スイスで最初に犬種登録された真っ白なシェパード・ドッグ。1912年にドイツからアメリカに輸出されたジャーマン・シェパード・ドッグから白いシェパード・ドッグが生まれ、その子孫が1970年代初頭にスイスに輸出されると、改めてヨーロッパで人気を博すようになった。

もとがジャーマン・シェパード・ドッグのため、知能の高さは折り紙つき。注意深い観察力、優れた状況判断力があることから、番犬としての資質に恵まれている。とはいえ決して攻撃的な面はなく、むしろ普段の性格は優しく、明るく活発。特に子どもに対して友好的で、お互いに良い遊び相手になる。

飼い主から教わったことを実行に移す、学習能力の高さを備えている。しっかりとしたリーダーシップをもってトレーニングをおこなえば、多くのことをどんどん吸収していくだろう。

ジャーマン・シェパード・ドッグと同様、日頃の豊富な運動が必要だ。朝晩に60分ずつの散歩はもちろん、適度に走らせたり、時にはドッグランで活発に走らせるなどの工夫を凝らしたい。

純白でエレガントなフォルムを保つには、日々の手入れを怠らないようにしたい。定期的なシャンプーで白さを保つとともに、冬から春にかけての換毛期には膨大に抜けるアンダーコート（下毛）をしっかり処理する必要がある。