Mastiff
マスティフ
マスティフの特性や飼い方
飼い主に一途な護衛犬
70~76cm |
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79~86cm | |||||||||
イギリス |
紀元前700年のバビロンのレリーフに、野生の馬とともにライオン狩りに使われている姿が描かれているなど、非常に古い歴史を持つマスティフ。その後も、軍用犬として使役したり、ライオンや熊と闘技したりと、他に類を見ない勇猛さをもって人間に仕えてきた。
そうした歴史や見た目とは裏腹に、普段のマスティフはいたっておとなしいもの。どっしりと構え、些細なことには動じない。しかし、一旦異常を察すると意外なほど俊敏に動き、護衛犬として高い能力があることを伺わせる。
飼い主に対しては非常に従順で、指示が出るまで決して動かないなど忍耐力を備えている。そうしたトレーニングはあまり好まない犬種だが、そもそもの知能が高く、飼い主には絶対的に服従するため、しつけは比較的簡単だ。飼い主の許可が出なければ激しく走り回ることもない。大きく、強靭な肉体を維持するために朝晩に1時間程度の散歩が必要だが、走らせたりする必要はない。
被毛は短く、ときどき獣毛ブラシで軽くブラッシングする程度で充分。ただし、日本の高温多湿な気候は苦手で、熱中症になりやすく、エアコンの効いた部屋を用意するなど暑さ対策は必要だ。