Rough Collie
ラフ・コリー
ラフ・コリーの特性や飼い方
理想的なコンパニオンドッグ
56~66cm |
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23~34kg | |||||||||
イギリス(スコットランド) |
アメリカのテレビドラマ『名犬ラッシー』で一躍、人気に火がついたラフ・コリーだが、もとを辿ればスコットランドで牧羊犬として働いていた過去に行き着く。ドラマ以外にも、1860年にビクトリア女王がペットとして飼い始めたことでも有名だ。
スッと鼻筋の通った端正な顔立ちや、豊富な胸の飾り毛が高貴で美しさを醸している。その気品あふれる佇まいと同調するように、性格も優しく温和。愛情表現豊かに飼い主に従順に接すると同時に、小さな子どもともよく遊ぶような活発性も併せ持っている。飼い主に甘え過ぎるでもなく、かといって人付き合いは良い、遊びに誘えば喜んで付いてくるなど、まさに理想的なコンパニオンドッグと言えよう。
牧羊犬という生い立ちや、その体の大きさから想像されるのとは違い、運動に対する欲求は高くはない。朝晩の散歩は必須だが、それよりも飼い主と一緒にいることを好むので、なるべく多く接する時間をとってあげることを考えたい。
被毛の手入れが大変なのは一目瞭然。アンダーコート(下毛)が絡まりやすく、その美しさを保つためには週に2~3回の丁寧なブラッシングが必要だ。胸から腹にかけては念入りに。春と秋、年に2回の換毛期には、かなりの抜け毛が出ることも覚悟した方が良いだろう。