エアデール・テリア

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テリアの中で最も大きなエアデール・テリアは、イギリスのヨークシャー地方で19世紀に誕生。この地方にはカワウソやキツネなどが多く生息していたエア渓谷（エア・デール）があり、そこを猟場として活躍したことが名前の由来となっている。第二次世界大戦中は警察犬や軍用犬として使用され、日本でも従軍していた。

このことからも分かるように、勇壮な外見の持ち主。成犬は筋肉質な身体と鋭い表情が特徴だ。もちろん、性質も非常に利口で勇敢そのもの。好奇心が旺盛で怖いもの知らずだが、決して攻撃的ではなく、冷静に状況判断できる。

学習能力が高い一方、独立心の強い自信家なので、あいまいな指示には絶対に従わない。よく「馬は人を見る」というが、エアデール・テリアにもその向きがあり、人間を観察している節がある。プライドは高いがフレンドリーでもあるので、飼い主が芯の通った付き合い方を心がければ、頼もしいパートナーになるだろう。

エアデール・テリアらしい堂々とした外見を保つには、トリミングが大切。身体は短めに、脚は長めにカットすると、引き締まった体躯と脚の長さがより活きる。普段の被毛の手入れは、もつれないようにコームやピンブラシで軽くブラッシングすればOK。

散歩は朝夕60分ずつが理想。機敏に動ける犬なので、ボール拾いなどの外遊びは大得意。ぜひ、こうした見せ場を作ってあげてほしい。