Cavia porcellus
モルモット
モルモットの特性や飼い方
モルモットについて
20~40cm メスの方がやや小さい |
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0.7~1.4kg メスの方がやや軽い | |||||
南アフリカなど |
モルモットはテンジクネズミ属に属していて、実験動物として有名である。モルモットが実験動物として優れている点として、ヒトと同様に体内でビタミンCを生成できないことと、薬物に対する感度が高いことがあげられる。
ペットとしてのモルモットは、人になつきやすく、ずんぐりとした体型につぶらな瞳が魅力的。大きい頭に、歯は20本、指は前足に4本、後ろ足に3本である。しっぽは無いが、しっぽの骨だけはある。体色は、ホワイト、ブラック、黄褐色、ストライプなど様々なものがある。
寿命は室内飼育で平均5年ほど。大切に飼育すると10年ほどと長生きする個体もいる。
野生のモルモットの主食は牧草や野草なので、エサはモルモット用のペレット、野菜や果物などを朝夕の二回与える。また、補助食にビタミンCも与えたい。水は常に新鮮なものを与えるため毎日取り替える。
性格はおとなしく神経質。噛み付くこともほとんどない。しかし、モルモットはよく鳴いて、自分のことをアピールする面もある。かまってほしくて甘えるときにはミューミューと鳴き、怒っているときはキーキーと鳴いて毛を逆立てる。
ペットとしてのモルモットは人間の生活に合わせているが、もともと夜行性なので活動のピークは夜中なら明け方。とても臆病なので、大きな音をたててびっくりさせないようにケージは静かな部屋に置くようにする。
たまにモルモットの爪を切ってあげたいが、根元には血管があるので気をつけること。
ハムスターと違い、複数での飼育も仲良く生活する。ただし、オスとメスを一緒に飼うとすぐに繁殖してしまうので注意が必要。また、オス同士だと弱いほうがいじめられてしまうことがあるので、複数飼いはメス同士の方がオススメ。
モルモットが快適に過ごせる温度は17~25℃ぐらい。夏や冬には温度管理・湿度管理に気をつける。
2日に一度シーツやトイレの掃除をしてあげ、週に一回はケージやエサ皿なども洗い、清潔な環境を保つようにする。掃除はモルモットの病気を予防する意味でも大切。
モルモットは、体調を崩したり病気をしたりしても、動物の本能としてなかなか表に出さないので、病気がわかったときにはすでに症状が進行してしまっている場合もある。そのため、普段からよく観察したりして様子がおかしいところを早めに発見できるようにしたい。