Greyhound
グレーハウンド
グレーハウンドの特性や飼い方
時速約100kmで走る最速の犬
オス71~76cm メス68~71cm |
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オス30~32kg メス27~30kg | |||||||||
イギリス |
細長い顔と、アーチを描いたシャープな躯体が印象的なグレーハウンド。起源は古代エジプトにあると考えられており、狩猟の普及とともにヨーロッパ全土へ広がった結果、イギリスで現在の形になった。優れた視力と脚力で獲物を追跡し、捕獲する犬を総称してサイトハウンドと呼ぶが、その犬種の原型としても有名だ。
あまりにも洗練されたプロポーションは、美しいだけでなく脚の早さにも関係している。犬種の中では最も俊足で、グレーハウンドに勝てる哺乳類はチーターだけ。家庭用とショー用でスピードは異なるものの、常にドッグレースの花形選手として注目を集めている。
走る時は大胆で気が強いが、普段の性格は優しくて穏やか。感情にムラがなく、ほとんど吠えることはない。社会性があって飼い主に忠実なため、家庭犬としても人気がある。ただし、小さなお子さんがいる家庭はグレーハウンドには不向きかもしれない。騒々しい環境下では、物静かな性格からストレスを溜めてしまい、神経質になることもある。
驚異的なスタミナの持ち主なので、散歩は毎日朝夕60分ずつおこなう。自転車に乗って伴走させるのも一つの手だ。サイクリングやジョギングのお供としては申し分のないパートナーだろう。むしろ先を越されないように、並走させる訓練をした上で楽しんでほしい。