Great Purenees
グレート・ピレニーズ
グレート・ピレニーズの特性や飼い方
愛する家族を守る白い巨体
オス69~81cm メス63~74cm |
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オス45~57kg メス39~52kg | |||||||||
ピレネー山脈一帯 |
グレート・ビレニーズは、大型犬の中でも一際大きな身体の持ち主。フランスとスペインにまたがるピレネー山脈で誕生し、家畜の群れをオオカミなどの外敵から守るために働いていた。17世紀には家庭犬としての人気を確立し、ルイ14世にも愛されていたという記録が残っている。
性格は温厚でフレンドリー。群れへの帰属意識が強いことから、家族に対する愛情はとても深い。ベッタリと寄り添うように過ごしたがる個体が多く、他の種類のペットにも優しく接することができる。しかし、護衛本能が強いために、家族を守ろうとして物音や来客に警戒心を抱き、オスの場合は攻撃的になることも。巨体なので思わぬ事故を招かないよう、最低限のトレーニングが必要だ。
被毛はボリュームがあり、抜け毛も割と多いので、週に3回は丁寧にブラッシングしたい。また、よだれが出やすいので、口周りをこまめに拭くことも忘れずに。丁寧なケアで、その優雅な容姿を保っておきたい。
散歩は毎日朝夕50分ずつおこなう。暑さにとても弱いので、夏の日中の散歩は禁物。涼しい時間帯を選ぼう。
グレート・ピレニーズは、成犬になるのに2年かかる。子犬の頃から大きな身体をしているが、2才を過ぎた成犬の姿を確認してから家族に迎えるかどうか検討してほしい。室内にはある程度の広さが必要だし、介護が必要になった時のスペースなども考慮しなければならないだろう。