Gordon Setter
ゴードン・セター
ゴードン・セターの特性や飼い方
陽気で忠実な最大のセター
58~69cm |
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20~36kg | |||||||||
イギリス |
漆黒の被毛を持つゴードン・セターは、イギリス・スコットランドで誕生した唯一の鳥猟犬。セターの中では一番大きく、また、最も新しく登録された犬種でもある。
1820年前後、狩猟家として有名だったスコットランドのゴードン公爵が、スコットランド土着の祖先犬にスコッチ・コリーやブラッドハウンド、トライカラーのコリーなどを交配して作出したと言われている。
当時は、黒と茶色(タン)の毛色からブラック・アンド・タン・セターと呼ばれたり、公爵の住む城の名前からゴードン・キャッスル・セターと称されていたが、1924年以降は公爵名を採ってゴードン・セターになった。
長年、名家に愛されてきた犬ならではの高貴さを持ちつつも、性格はとことん陽気でフレンドリー。若い時期は好奇心旺盛で活発さが目立つものの、利口で優しく、感情のムラが少ない穏やかな性格である。飼い主へ寄せる信頼は厚く、献身的に尽くすタイプだ。
緩くウェーブがかった黒い被毛は、艶が出るとより一層美しく映える。そのためには丁寧なブラッシングが欠かせない。また、腹部の被毛を長めに伸ばして、優雅なスタイルを堪能することも可能。その場合は、もつれないよう更に小まめなケアが必要となる。
耐久力のあるセターの中で最も大型とあっては、散歩は1日朝夕60分ずつでも多すぎはしない。積極的に運動させて、心身の健康を維持したい。