Saluki
サルーキ
サルーキの特性や飼い方
最古のクールビューティー
オス58~71cm メスはかなり軽い |
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オス20~30kg メスはかなり軽い | |||||||||
イラン |
面長でしなやかなスタイルのサルーキは、世界で最も古い中東原産の犬種。紀元前6000年と推定される遺跡からの発掘物に、サルーキの姿が描かれている。
何千年にも渡って、アラブの遊牧民はウサギやキツネ、オオカミ、ガゼルなどの狩猟犬としてサルーキを飼育してきた。毛色や柄がバリエーション豊かなのは、広大な大地で遊牧民とともに移動してきた名残だと考えられている。
スタイリッシュで優雅な容姿は、すれ違う人を振り返らせる華やかさがある。性格も容姿から受ける印象に近く、非常に冷静で感情を表に出さない。警戒心が強いため、他人にはなかなか心を許さないが、決して攻撃的な態度は取らない。一方、家族に対しては友好的だ。控えめに甘えてくる姿に愛おしさを感じる愛犬家は少なくない。
被毛は全体的には短めだが、耳と脚、尾に長い飾り毛があるのが特徴。この飾り毛の部分はコームなどで丁寧に梳かすと良い。
サルーキには驚くべきスタミナがあり、1日朝夕60分ずつの散歩は最低限必要だ。特に若い時期は、ジョギングやサイクリングに伴走させてもまだ動き足りない可能性がある。ドッグランを定期的に利用するなどして、思う存分エネルギーを発散させてあげよう。ただし、骨折しやすいので、飛び跳ねるフリスビーや上下運動のあるアジリティは避けた方が良い。