Siberian Husky
シベリアン・ハスキー
シベリアン・ハスキーの特性や飼い方
オオカミのような凛々しい顔
オス54~60cm メス51~56cm |
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オス20~27kg メス16~23kg | |||||||||
アメリカ |
シベリアン・ハスキーは、極寒地での作業に古くから活躍してきた大型犬。特にそりを引く犬として重宝されていた。
外見はオオカミのようで近づきがたい印象だが、とても楽天的で友好的な性格の犬種である。
帰巣本能が弱い犬種と認識されることがあるが、それは頭が悪いのではなく、楽天的な性格だから。家に帰らなくてもいいと思ってしまうこだわりの無さが、この犬の魅力でもある。
また、もともと団体での作業を得意とする犬種であるために、幼いうちから集団飼育をすると集団の中での自分の立場をよく認識する。また、犬同士のコミュニケーションからそれぞれの犬の立場や個性がわかって面白い。
がっちりとしたその体格からわかるように、かなりの体力がある。そのため運動量は多く、散歩は毎日朝夕に最低でも1時間は必要。ジョギングやサイクリングに同伴させるのもよい。更に、安全な広場での自由運動も組み合わせて行ってあげのが理想的である。
一時的に日本でシベリアン・ハスキーがブームとなり、多くの人がこぞって本種を購入した。しかし、その運動量の多さなどから、結局多くの家庭で本種が持て余される事態となり、たくさんのシベリアン・ハスキーが野山に捨てられたり保健所に処分されたりした。
本種にだけ言えることではないが、この悲しい事実をまた繰り返さないよう、本当に長い間シベリアン・ハスキーを大切にできる環境を維持できるのか十分に考えてから飼い始めるべき。