Dobermann
ドーベルマン
ドーベルマンの特性や飼い方
見た目と裏腹に甘えん坊
オス66~71cm メス61~66cm |
| ||||||||
30~40kg | |||||||||
ドイツ |
昨今では高い知名度を誇るドーベルマンだが、その歴史は意外と浅く、1900年頃に誕生した犬種。ドイツで税金徴収などをしていたルイス・ドーベルマンという人物が、職務中の身の安全と徴収相手への威嚇を目的として、ロットワイラーやジャーマン・ピンシャーなどを交配して作出したと言われている。
外見の特徴として、ピンと立った耳と短い尾が挙げられるが、これは断耳・断尾によるもの。現在、多くの国でそうした行為が禁じられているので、最近では垂れた耳に先細りの長い尾を持ったドーベルマンも数多く見られる。
警察犬や軍用犬として活躍していることから攻撃的なイメージがあるが、これはトレーニングの成果であって、実際はまったくの逆。普段は温厚で優しく、飼い主に甘えるなど、家庭犬に非常に適した犬種だ。学習能力も高く、しつけも簡単。教えたことはどんどん吸収していくので、しつけがいがあると同時に、人間の素晴らしいパートナーになり得る存在と言えよう。
短毛でニオイも少なく、体の手入れは比較的簡単。獣毛ブラシで軽くブラッシングする程度で抜け毛も処理できる。性格は無邪気で活発、肉体的には強靭な筋肉を有しているため、毎日豊富な運動量を必要とする。朝晩でそれぞれ60分以上、駆け足を伴った散歩が必要なため、ドッグランを活用したり、自転車で伴走するなどの工夫を凝らしたい。