Basset Hound
バセット・ハウンド
バセット・ハウンドの特性や飼い方
マイペースさが魅力
33~38cm |
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18~27kg | |||||||||
イギリス |
「バセット」の語源は、フランス語の「バセー=背の低い」。16世紀にシカ狩り用として活躍した猟犬を先祖に持ち、その中でも足が短い犬だけを交配して作出された。1892年に、究極の猟犬として名高いブラッド・ハウンドの血を入れてからは、重くたるんだ皮ふを持ち、優れた嗅覚を持つ犬種となった。
基本的には温和で優しく、子どもにも友好的に接するため、家庭犬には向いている。しかし、独立心旺盛で自我が強く、飼い主が思い通りにコントロールするのは少々難しい。低く、よく通る吠え声を持っているため、無駄吠えをさせないためにも「ダメ!」「ノー!」といった行動を抑制するしつけを根気強く続けていく必要がある。
全犬種中でもトップクラスと言われる嗅覚を持っているため、散歩時でもいつもニオイを嗅いでいるような素振りを見せる。運動らしい運動にはならないかもしれないが、体型的に椎間板ヘルニアなどを引き起こす原因となる肥満を防止するためにも、朝晩に30分以上の散歩は必要だ。
被毛の手入れは獣毛ブラシで簡単にブラッシングするだけで良い。問題は、目の下の皮ふが垂れ下がっていることによる眼疾患。粘膜がむき出しになっているために細菌が入りやすく、常に清潔に保っておきたい。