飼い方・まめ知識

一覧に戻る






うさぎの飼い方

うさぎの飼育環境


基本的にケージで行うことになり、小型種を1匹飼う場合なら、幅60~90cm、高さ60cm、奥行き60cm程度の大きさのケージが欲しいところ。うさぎがストレスを感じないように、ケージは静かで落ち着いた場所に置くようにする。直射日光やエアコンの風が直接当たるような場所も避けること。

ケージのなかには床材としてすのこを敷きます。給水ボトルはケージの外に取り付けられるボトル式のものがおすすめ。トイレとトイレ砂はできるだけうさぎ専用のものを用意してください。

不衛生な生活環境は病気のもととなるので、トイレの掃除は毎日して、汚れ具合に応じてケージ全体の掃除も週に1回は行ってください。なお、うさぎが妊娠中や子育て中は、うさぎのストレスを避けるために掃除は控えめにします。

うさぎは18~24℃、湿度40~60%がもっとも快適な環境なので、夏や冬、季節の変わり目など飼育環境に注意が必要です。うさぎは汗をかくことができないので、暑さは熱中症や熱射病を引き起こすことがあり、室温は常に28℃以下に保つこと。また、エアコンや扇風機の風が直接当たらないように注意してください。冬場も室温が18℃以下にならないように気を配ることが大切です。

うさぎのエサ


エサは朝夕の二回、主食として干草を与え、栄養バランスに優れたうさぎ用のペレットを副食として与えます。水は新鮮なものを与えるため、毎日換え、給水ボトルも掃除すること。

また、与えてはいけない食べ物として、ネギ類やニラ、ニンニク、ジャガイモ、サツマイモがあり、うさぎの手の届く場所に置いたり、与えたりしないこと。

うさぎのお手入れと健康


ブラッシング用品、かじり木、爪切り、巣箱などがあると便利です。

ブラッシングを毎日行いましょう。抜け毛をそのままにしておくと、うさぎが毛を飲み込んでしまい毛球症という病気になってしまうのでブラッシングで抜け毛を取り除きます。ブラッシング時には耳もチェックしてあげ、汚れていたら布で優しくふき取ります。耳垢がたまっている場合は、ノンアルコールのペット用イヤークリーナーで湿らせた綿棒で優しく取ってあげましょう。耳の中に異常が見られるときは病気の可能性もあるので動物病院に連れて行ってあげてください。また、目やにがついている場合はウェットティッシュなどで優しく拭きとってあげます。

爪は月に一回程度切ってあげてください。ただし、爪の根元は血管が通っているので気をつけること。自分で切れない場合は1回1000円程度でペットショップで切ってもらうこともできます。

うさぎの病気やケガの8割は、食生活、生活環境、衛生環境などの問題から起こるとされていて、飼い主の注意しだいでうさぎの健康を守ることが可能です。






一覧に戻る