飼い方・まめ知識

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猫のかかりやすい病気

猫の飼育環境


現在猫は室内でのみ飼育することが推奨されています。これは猫エイズをはじめとする感染症の防止、地域猫(ノラ猫)などの増加防止、事故などによって命を落とす危険性を防止するためです。しかし室内のみで飼育されることが増えた結果、感染症や寄生虫、事故などのリスクは軽減したものの総合的な運動量の低下によって肥満になる猫が増えました。肥満は飼い主さんによる食事コントロールや、遊ぶ時間を増やして運動をさせることでいくらでも予防することが可能です。肥満は万病のもとですので、特に注意するようにしましょう。

猫の食事方法の見直しが大切


猫は犬のように一度にたくさんの量を食べることはしません。そのため飼い猫の多くは常にフードを食べられる状態にされています。そのような状態にしておくと、食事のコントロールが非常にしにくくなります。食事のコントロールができることは肥満になった際の減量に必須です。さらに梅雨時~夏場にかけては置き餌がカビや腐食し食中毒の原因にもなります。またどれだけの量を食べたか飼い主が確認することができませんので体調管理の面からも適当ではありません。

猫のワクチン接種の重要性


猫も犬同様ワクチンの接種が一般的です。命にかかわる恐ろしい伝染病予防のためにも必ず接種してください。これらは空気感染や他の猫に接触してうつる直接感染など経路は様々ですがワクチンを接種することで高い確率で予防することが可能です。もちろん家の中だけで飼育されている場合でも必ず接種してください。外に出ないからと言って伝染病にまったく感染しないとは限りません。空気感染や飼い主の手についている菌に接触する可能性があるためです。ワクチンにより定期的に免疫力をあげてあげましょう。

もっともかかりやすい泌尿器疾患


猫の祖先は砂漠のような乾燥地帯が出身のため水を頻繁に飲む習慣がありません。そのため猫は全年齢的にも尿路結石や膀胱炎など泌尿器系の病気にかかりやすい体質にあります。それは水分摂取が少なく尿を排出する機能があまり発達していないためです。高年齢の猫になると半数以上がその代表的である腎臓病にかかってしまいます。

予防のためにも普段から水を飲む習慣をつけることや食事の内容を腎臓病のリスクを軽減する内容に切り替えるなど工夫してあげましょう。早期発見により腎臓病の進行を遅らせることができるため、もっとも大切なことは、できるだけ幼少期から動物病院で定期的な健康診断を受けるようにすることです。最低でも生後~1歳までは半年に1回程度、~7歳までは年に1回程度、それ以降は季節ごとに年4回は受診するようにしてください。






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