飼い方・まめ知識

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狭い部屋にも猫専用の空間を

猫は群れをなさない動物で、それぞれにテリトリー(=縄張り)をもっています。テリトリーは「ハンティングテリトリー」と「ホームテリトリー」とに分かれており、とくに「ホームテリトリー」はリラックスして過ごすスペース。

そのため、たとえ狭い室内でも、ストレスを感じさせないための専用の空間を用意してあげると良いでしょう。


猫は1日の3分の2も眠る!?


多くの猫は、気温や湿度の変化によって居心地の良い場所を求めて寝床を変えます。例えば暑い夏にはエアコンの近く、寒い冬にはふとんやこたつの中など。

そうした居心地の良い場所で、猫は1日に16時間前後も眠ると言われています。実に1日の3分の2をも過ごすことになりますから、快適に熟睡できるスペースを用意してあげたいですね。


快適な睡眠のために専用ベッドを


フワフワした素材を使った猫専用のベッドなども市販されていますが、猫は好き嫌いがはっきりしているため、気に入った素材や場所でないと落ちついて過ごしてくれません。

例えばボール紙に毛布を敷いたものを与えてみるなど、その猫の好みを知ることから始めてみてください。好みの素材が分かってから市販の猫専用ベッドを購入するのでも、決して遅くはありません。


ハンター本能をくすぐろう


野性時代、猫は獲物を探したり敵から身を守ったりするために、木に登ったり降りたりしていました。

そうした狩猟本能は、人に飼われるようになった現在も名残として残っています。その本能を満たしてあげるために、室内でも上下運動ができるスペースを与えてあげると良いでしょう。

本能を満たすことはストレス解消になると同時に、運動不足の解消、肥満防止などにもつながります。


キャットタワーが便利


一戸建てなどで階段がある家なら、そこを猫が上下運動する場所にできます。では、平屋建てやマンションなど階段のない家ではどうすれば良いでしょうか? 高低差のある家具を並べて登り降りできるようにするのもひとつの手ですが…、ここでキャットタワーの出番です。

ひとくちにキャットタワーと言っても様々なタイプがあります。床と天井を突っ張り棒で固定するだけの省スペースタイプのものや、柱に爪とぎが付いていたりベッドが付いているものなど。

室内の柱や家具などで爪とぎしてしまう猫にとっては、爪とぎ付きのキャットタワーがオススメ。カーテンなどによじ登ってしまうような猫には、高さのあるキャットタワーがオススメです。






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