飼い方・まめ知識

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好き嫌いが激しい猫への対処法

「せっかく高いフードを買ったのに、全然食べない…」「安かったからまとめ買いしたのに…」など、フードの食いつきが悪いときもありますよね。

猫がフードを食べなくなるには様々な原因があります。どこか体調が悪いのかもしれませんし、もしかしたら何かにストレスを感じているかもしれません。また、もしかしたらおやつのあげ過ぎということも考えられます。

そんなときに、少しでもフードを食べてもらうためのコツをご紹介します。


まずは猫の好みを知ろう


猫の味の好みは、子猫時代の離乳食に何を食べたかで決まると言われています。その時代に食べたことのないものは、食べ物と認識せずに食べない猫が多いようです。

逆に、一度でも口にしたことのあるものと同じような原材料を使っていれば、初めてのフードでも食べてくれるかもしれません。


総合栄養食にトッピング


普段、食べているフードに、少量でも何かをトッピングするだけで、猫の食は進みます。例えばドライフードを与えているなら、その上にウエットフードを乗せるだけでもOKです。

また、塩分の少ないものや茹でた野菜などであれば、人間が食べるものを与えても大丈夫です(例:無塩バター、ヨーグルト、焼鮭、味付け前の納豆など)。ただしその場合には、猫にとって1日に必要なエネルギー量の10%程度に抑えるようにしましょう。
※猫は必要以上の塩分を摂ると腎機能に負担がかかってしまい、尿路系の疾患にかかるリスクが高まるので注意が必要です。


温めて香りを出す


猫は味覚が発達していないぶん、人間の数万倍も鼻が良いと言われています。フードに関しても、匂いで「食べられるかどうか」「好きか嫌いか」を判断しています。

そうした猫の特性を利用して、フードを温めて匂いを強めるのも食欲増進のコツ。30〜40℃くらいの人肌程度に温めてあげるだけで、食いつきも良くなります。

逆に、強い匂いを嫌ったり、匂いが強くなったフードに感心を示さない場合は体調不良の可能性も考えられるので、かかりつけの獣医師に相談してみてください。


食べる前の運動も◎


猫がフードを食べない理由のひとつに、運動不足があります。猫は、自分に必要なカロリーしか摂らないため、エネルギーを消費していなければ当然、フードを口にしなくなります。

猫のエネルギーを消費させるには上下運動が有効です。食事の時間の前の数分〜10分程度で良いので、おもちゃで誘導してジャンプさせるなどの運動をさせてみるのも良いですね。






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