2匹目の猫を迎えるときの注意点
2匹目の猫を迎えるときの注意点
「新しい猫を迎えたいけど、先住猫との相性が気になる…」。そんな悩みを抱えている人も多いのでは?
猫はテリトリーを大事にする生き物なので、先住猫の住空間にいきなり他の猫がやってきたら、少なからずストレスを感じてしまいます。
少しでもストレスを和らげ、そして楽しい“複数飼いライフ”を楽しむための、注意点について解説します。
まずは先住猫の体調をチェック
先住猫と新しく迎える猫との間での病気の感染を防ぐために、先住猫に健康診断を受けさせましょう。
例えばワクチンを接種したならば、感染症に対する免疫力がつくまでにおよそ2週間はかかるので、新しい猫を迎えるのは2〜3週間後が良いですね。
新しい猫用の居住スペースを1週間前までに確保
新しい猫を迎えても、それぞれのストレスを考えたら、最初のうちは生活空間を分けるのがベスト。猫を隔離するスペースを確保しましょう。
部屋を分けるのが難しい場合は、ケージを用意してください。猫は狭くて暗い空間に落ち着きを感じるので、ケージが用意できない場合はクローゼットや押入れでもOKです。
ケージなど道具を使った居住空間は、遅くともお迎えの1週間前までに用意しましょう。新しい猫が来たと同時に新しい道具まで置いてあると、先住猫がストレスを感じてしまいます。
1週間前までに道具を用意したら、先住猫の目に付きやすいところに置いて、まずは道具から慣れさせておきましょう。
ご対面はケージやキャリー越しが鉄則
新しい猫をお迎えしたら、別々の居住空間へ。それぞれの猫が落ち着いて食事や排泄をしていたら、それはお互いの存在になんとなくでも慣れてきたサイン。そうして初めて“ご対面”です。
対面させるときは、ケージやキャリー越しが鉄則。囲いなしでいきなり対面させると、思いもかけない大ゲンカに発展して、怪我をしてしまう危険性もあります。
対面によってお互いの存在を、視覚と嗅覚ではっきりと確認したとしても、最初のうちは1日5分くらいから始めるのがベター。それから徐々に、次の日は6分、またその次の日は7分…と、焦らないことが肝心です。
お互いを気にしなくなったら合流!
ケージやキャリー越しの対面に慣れたら、飼い主さんの立ち会いのもとで直接対面を。この期間を経て、お互いが自然な存在として気にしなくなったら、晴れて合流です。
お分かりの通り、お迎え前の準備〜お迎え〜その後…と、意外と様々な準備が必要です。そして、意外と時間がかかるものです。
仲睦まじく、楽しい“複数飼いライフ”のためにはじっくり焦らず、が大切です。