飼い方・まめ知識

一覧に戻る






ハムスターの食べ物

ハムスターの食べ物


野生のハムスターは雑食で、植物の種から昆虫まで食べます。夜に巣穴から出て、頬袋いっぱいに食べ物を詰め込んで帰ってきます。そうした習性を踏まえつつ、ハムスターの食生活についてご紹介しましょう。

主食はハムスター用ペレット


人と暮らすハムスターの主食は、ペレットという総合栄養食品です。タンパク質が20%以下で、脂肪や繊維がバランスよく配合されているペレットがおすすめです。また、なるべく硬い方が歯の伸び過ぎや歯根の病気を防いでくれます。

しかし、ドワーフや子どもだとハードタイプは硬すぎて食べられないことがあります。砕いてあげるか、小さい粒のペレットを選びましょう。

ペレットの注意点


ペレットはハムスターによって選り好みが激しく、なかなか食べないこともあります。とはいえ大切な主食なので、色々な種類のペレットを試さなければいけないかもしれません。

また、ハムスターは1日に数gしかペレットを食べません。品質保持のためには、よほどの複数飼いでもない限りまとめ買いは避けた方が無難です。

副食は野菜を中心に控えめに


副食としてあげてもいい食物とダメな食物をご紹介します。

・緑黄色野菜…毎日あげてもOKです。
OK:ブロッコリー、にんじん、チンゲンサイなど
NG:ジャガイモの芽と皮、生の豆、ネギ、レタスなど

・種子類…大好物ですが、高カロリーなのであげ過ぎに注意してください。
OK:ひまわりの種、カボチャの種、小鳥のエサ、殻付エン麦、コーンなど

・野草…栄養満点ですが、必ず安全な種類だと確認できてからあげてください。
OK:タンポポ、クローバー、ナズナ、ハコベ
NG:チューリップ、ヒガンバナ、アサガオ、ポトスなど

・果物…大好物ですが、糖分が多いのでたまにおやつとしてあげましょう。
OK:りんご、バナナ、イチゴなど
NG:アボカド、ビワ、モモ、ウメ

・動物性たんぱく質…小動物用の塩分控えめものを週に2回程あげましょう。
OK:煮干し、チーズ、乳酸菌入りサプリメント

ハムスターの食事量


ペレットの目安量は体重の5~10%です。実際に体重を測ってみて食事量を計算しておくと体重管理に役立ちます。下記の1日の食事例を参考にしてくださいね。

ゴールデンハムスター…ペレット10g、葉物野菜2枚、種子類3粒

ドワーフハムスター…ペレット4g、葉物野菜1枚、種子類2粒

ハムスターは目の前に食べ物があると満腹になるまで食べる習性があります。太りやすいので1日の食事量を守り、おやつは控えめにしましょう。なお、冬眠の名残で秋は大量に食べることがあります。季節に応じて調節してください。

食事のタイミング


ハムスターは夕方頃に起きだし、それから2~3時間後に食欲が出るといわれています。ごはんはその頃を見計らって、夜に1回あげるとよいでしょう。水はいつも飲めるようにボトルに入れて、毎日交換してくださいね。






一覧に戻る