うさぎのブラッシング
うさぎのブラッシング
うさぎの毛は細くて量が多く、ブラッシングが欠かせません。自分で毛づくろいをしますが、抜け毛が多すぎると飲み込んだ毛玉が原因で病気になる可能性があります。
できれば小さな頃から慣らしていって、週に1回は習慣づけられるようになるといいですね。
ブラッシングの基本グッズ
うさぎには短毛種と長毛種がいます。種類によって使いやすいグッズが異なるので、それぞれのグッズの横に書かれた種類を参考にしてください。
・ラバーブラシ(短毛/長毛)
ガードヘアと呼ばれる表面の堅い毛を取ります。このブラシにはマッサージ効果もあります。
・スリッカー(短毛/長毛)
アンダーコートと呼ばれる皮膚に近い細い毛を取ります。力加減が難しいのが難点ですが、柄を握らずにヘッドを軽く持つのがコツです。
・豚毛ブラシ(短毛)
短毛種にまず用意したい基本のブラシです。ホコリや汚れを取り、毛並みを整えて毛ヅヤを出します。
・両目グシ(長毛)
絡んだ毛をほぐすのに使います。また毛の奥まで入るので、皮膚表面の汚れも落とせます。
・グルーミングスプレー(短毛/長毛)
毛の汚れを浮かせる効果の他に、ブラッシング時に毛がフワフワと飛び散るのを防ぎ、抜け毛をまとめて取りやすくします。
・静電気防止スプレー(長毛)
長毛種はブラシをかけると静電気が起こりやすいので、それを防ぐと同時に毛並みも整えます。
短毛種のブラッシング
まず、グルーミングスプレーを顔以外の皮膚に手でしっかり揉みこみます。特におなかはブラシをかけられないので、この時に抜け毛を取っておきましょう。
それからラバーブラシを使って背中からおしりへ向けて抜け毛を取ります。次はスリッカーに持ち替え、ピン先が皮膚に触れないように毛を持ち上げるようにして毛流れに沿わせます。すると、浮いてきた抜け毛が取れます。
最後は豚毛ブラシで毛流れに沿ってブラッシングします。無駄な毛が取れて、より一層毛ヅヤが出ますよ。
長毛種のブラッシング
まず静電気防止スプレーを顔以外にかけて軽くなじませます。次に両目グシでおしりなど絡みやすい部分の毛をほぐします。粗い目グシから細かい目グシの順番でとかしましょう。
もつれが取れたら、グルーミングスプレーを顔以外の毛にしっかりもみこみます。そこで浮いた毛を、スリッカーを使って毛流れに沿わせて取ります。おしりのまわりは毛流れと逆に動かすように注意してください。
それからラバーブラシを使って残った抜け毛を取り除き、仕上げにまた静電気防止スプレーをかけると、毛並みがより整います。
上手にできない時は…
もしうさぎが思春期なら、自己主張が強くて体を触らせてくれないかもしれません。その時は縄張りから離れた場所で試してみてください。
思春期でなくてもうまくできなければ、トリマーさんにお任せするのも一案です。うさぎにも飼い主さんにも負担が少ない方法を選んでくださいね。