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猫の去勢・不妊手術

猫の不妊手術の背景


猫の不妊手術は現在ではとても一般的です。その背景には、将来の生殖器系の病気予防や室内で問題行動改善、猫の外飼いによる妊娠で産まれてしまう不幸な猫を減らそうという考え方があります。現在推奨されている猫の飼い方は基本的に室内飼いですが、家の中と外を自由に出入りさせている飼い主さんも少なくありません。

猫は年に数回発情期があり交尾すればかなり高い確率で妊娠するため、飼い猫がメスの場合は妊娠してしまう可能性があります。その子供の引き取り先をすべて見つけることは容易ではありません。地域猫(ノラ猫)が増えることによって排泄物などの地域問題が発生し、保健所などで殺処分につながるという悲しい現実も社会的に大きな問題になっています。

不妊手術のメリットとデメリット


不妊手術のメリットとしてあげられることはたくさんあります。生殖器系の病気発生のリスクが軽減することや、ホルモンバランスの変化によって起こる情緒不安定、食欲低下、下痢、嘔吐などの発情期の体の負担軽減、スプレーやさかんに鳴くなどの問題行動が少なくなる、猫の性格が穏やかになり猫と飼い主さんの関係が良好になることで飼いやすくなるなど豊富にあります。

反対にデメリットとしてあげられるのは体のホルモンのバランスが変化するため、猫の活発性が減少するため肥満になりやすい、一般的な手術とは言えリスクがゼロなわけではないといった点です。肥満は飼い主さんの努力次第でいくらでも予防できることですので総合的に言ってメリットの多い手術でることは言うまでもありません。

不妊手術を受けさせる時期


不妊手術を受けさせる最適な時期は、生後5ヶ月~1歳になるまでの間です。理由としては、猫が幼すぎると体力不足のために手術に耐えられない可能性があること、成長期の猫の体に影響を与えかねないことが考えられるためです。発情期をむかえた1歳以降の年齢では、手術を行うこと自体は問題ありませんが、スプレー行動(オス猫の臭いづけ行為)などの困った行為が手術後も癖として残ってしまう可能性があります。

7歳以上の高齢の猫では体力的に手術に耐えられない可能性がありますが、この頃になると生殖器の病気になる可能性も高いので、病気にかかってしまった猫の場合は不妊手術を受けさせるメリットはあると言うことができます。これらの理由から、体力的にも安心できはじめての発情期を迎える前である生後5カ月から1歳の間が望ましいでしょう。さらにこの時期の不妊手術後は今後起こりうる生殖器系の病気発生率がもっとも低いため、より効果的だと言われています。

最終的な選択は飼い主次第


不妊手術は強制ではありませんので、するかしないかは飼い主さんの判断になります。飼い猫の発情中の性格や行動に手を焼くことがない場合は、手術を受けさせるメリットも半減します。しかし飼い猫の子供を望まない場合はできるだけ不妊手術を受けさせてあげた方がよいでしょう。肥満になりやすいといったデメリットは、食事内容の改善や遊ぶ時間を増やす工夫などでいくらでも予防することができます。

今後起こりうる可能性のある生殖器の病気発生率が軽減することや性格が穏やかになるため飼いやすくなるといったメリットを考えると不妊手術という選択肢を検討してみることも飼い主としての義務と言うことができるでしょう。飼い猫の将来のためにも、不妊手術についてじっくり考えてあげてください。

 

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